DXの誤解・難しいシステムがDXじゃないんだ 
もっと気軽に経営に活用できるエクセルみたいなもので十分DX・経営改善になるんだ

2021年1月25日

 

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令和3年度の経済産業政策に関しては、転換/DXが一つのキーワードになっています。

[税制]
「中小企業の経営資源の集約化税制(M&A投資減税)」「自社株対価でのM&Aの課税繰り延べ措置の創設」「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」

[補助金]
「サポイン事業」「ものづくり補助金」「小規模事業持続化補助金」「IT補助金」

要は変革をしよう、何か変えようよ、新しいことしてみようよ ということだと思います。

 

■よく聞く「DX」とは何?難しそう!?そもそも「DX」とは何ぞや?

「Digital transformation」です。DTじゃなくDX。なんでやねん??欧米人はTransをXと略すからDXらしいのですが・・・

難しそうですが「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」というスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが提唱したとされいます。要はITツールを使ってよい方向に変化させていくということです。

早稲田大学の入山教授は「日本でDX(デジタルトランスフォーメーション)というと、高度な情報処理システムを導入し、専門家がデータを分析すると多くの経営者が思っていますが、じつは違う、と私は考えています。大事なのは全社員が気軽にデジタルツールを活用できることのはずです。」ということです。

つまり難しいシステムを導入し専門家が多額の費用をかけてやるのがDXじゃない
DXの本質はもっと気軽に使える「ツール」=例えばエクセルやスプレッドシートのこと

 

エクセルを経営に活用しているワークマンさんの例にとると簡単な関数とピボットテーブルだけで作った
「未導入製品発見ツール」…売れ筋なのに仕入れていない製品が、売上ごとに上位から並びます。それを見るだけで店長の仕入れがガラッと変わる。
「カニバリ製品発見ツール」…製品番号を入れると、カニバリ率が高い製品から出てきます。ワークマンは種類がやたら多いので、カニバリ(自社の製品が自社の他の製品を侵食してしまう「共食い」現象)のことが多いのですがそれを防止する。

これだけでガラッと経営効率が変わる。無駄な商品が減る。しかもエクセルなので簡単に使える。

 

「新商品」×「新市場」だけがイノベーションではない、「既存商品」×「既存市場」もイノベーションである。

会計の目的はデータ作成ではなく、経営分析に使えるデータの供給である。経理担当者の仕事はデータ分析である。その取り組みができるかどうかで大きく経営が変わるそんな入り口がDXなんですね!

 

税理士畑中孝介

ビジネス・ブレイン畑中税理士事務所 所長
大手・上場企業の連結納税コンサルティング業務や組織再編アドバイザー業務を行う。上場企業の子会社から中小企業・公益法人・独立行政法人・ファンドまで幅広い企業の税務会計顧問業務に従事。TKCの連結納税・企業グループ税務・税効果会計システムの専門委員・中堅・大企業支援研究会普及部会委員に就任。連結納税・税効果会計・組織再編税務・戦略的税務等のセミナー多数。年間50回程度の講演実績。ZEIKEN LINKS専門家登録。著書や雑誌等への執筆多数。

» 事務所URL https://business-brain.com/

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