◆McSS診断企業事例のご紹介◆
「McSSを手掛かりに金融機関と交渉し、不良債権を処理」
2022/09/02
中⼩企業の経営⽀援を全国100万社の決算書データでサポートするクラウド型ツール「McSS(中⼩企業経営診断システム)」をご存じでしょうか。データの信頼性と財務診断結果の正確性を背景に、顧問先とのコミュニケーションツー ルとして、また⾦融機関との⽬線合わせのためのツールとして、既に多くのユーザー様にご活⽤いただいております。
今回は実際にMcSSで診断を実施し、経営改善を達成された企業事例をご紹介いたします。
McSSの診断結果を顧問先の経営改善にどのように役立てたらよいかお迷いの方に、特におすすめしたい内容となっております。
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ご寄稿いただきました中小企業診断士の安田先生の導入事例インタビューと合わせて、ご一読いただけましたら幸いです。
中小企業診断士 安田 順 様
金融・財務に詳しい「中小企業の外部CFO(財務責任者)」として、実質無借金の会社から再建まっただ中の会社まで、幅広く経営のサポートに携わっている。著書多数。士業向けMcSSはリリース以来のユーザー。
診断事例「McSSを手掛かりに金融機関と交渉し、不良債権を処理」
◆ポイント◆
●McSS経営診断報告書を金融機関に提出して経営姿勢をアピール
●CRDランクを確認の上、不良債権を貸倒処理
◆ストーリー◆
■S社の財務内容
S社は東京都で建設業を営む中小企業です。
2018年当時、B/Sに関係会社への貸付金(約1億円)を計上していました。関係会社は大幅な債務超過に陥っており、貸付金は不良債権化していました。
S社の純資産は60百万円しかなかったため、不良債権をゼロ評価すると、△40百万円(資産900百万円-負債940百万円)の実質債務超過とみなされる状況でした。
■McSSで現状を認識
このような状況で、経営者の長男が事業を承継し、新社長に就任します。
S社の業績は増収増益が続いて好調でしたが、資金調達面ではメインのA信用金庫、サブのB信用金庫が運転資金の融資に応じてくれないことに、新社長は困惑します。
「金融機関が何を考えているのか分からない」と相談を受けた私(安田)は、以下の点を社長に伝えました。
(1) McSSによる決算書の評価(CRDランク)が最下位のEランクであること
(2) Eランクの原因が、主にB/S面(過大な借入金、手元資金の少なさ等)にあること
(3) B/Sの最大の問題は、前社長時代に発生した不良債権1億円であること
■金融機関に新社長の姿勢をアピール
その後、S社では資金繰りを改善するために「着手金・中間金の回収強化」と「工事原価の管理」に取り組みました。
これにより、現金が約1億円増加し、粗利が2%近く改善しました。売上高も8億円から10億円程度に増え、5000万円以上の経常利益を計上することができました。
2019年の決算をMcSSで評価すると、まだDランクでしたが、McSS経営診断報告書をA信金とB信金に提出し、財務面の問題意識を伝えました。
信用金庫がCRDランクをどう考えたかは分かりません。しかし、こうした新社長のオープンな姿勢が評価され、A信金の支店長から「次回から本部の審査担当者を同席させます」と言われました。A信金の審査担当者とかなり突っ込んだやりとりをし、新たに事業計画書を作成、各金融機関に提出しました。
その結果、A信金とB信金からプロパーの追加融資を受けることができました。
■不良債権を貸倒処理
その後も好業績が続いたことから、関係会社に対する不良債権1億円を貸倒処理することにしました。
McSSで決算をシミュレーションしたところ、1億円を貸倒処理した場合でもCランクを維持できることが分かりました。社長は決算を赤字にすることに不安を感じていたので、McSSのシミュレーション結果が重要な判断材料になりました。
さらに、金融機関を訪問して「貸付金1億円」の認識を確認したところ、すべての金融機関が「実態B/S上は貸付金1億円をゼロ評価している」と回答してきました。貸付金をバランスシートから落としても、金融機関の評価はそう大きく変わらない、ということが分かったわけです。
その後、金融機関に丁寧な説明を行った上、関係会社を特別清算し、貸倒処理を完了させました。
不良債権処理の判断は間違っていなかったようで、B信金の支店長からは「不透明な貸付金がなくなり、かえって融資をしやすくなった」と言われました。
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■その他の公開事例(導入事例)はこちらから
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/case/index.html
■(動画)McSS経営診断報告書の見方」はこちらから
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/video/video03.html
McSS(中小企業経営診断システム)とは?
一般社団法人CRD協会が、会員である全国の信⽤保証協会および⾦融機関に提供しているMcSS(中⼩企業経営診断システム)のノウハウを活かした、新しい「財務診断ツール」です。現在、士業の皆様のビジネス用途に限り利用を開放しております。
⼀般社団法⼈CRD協会が運営するCRD(Credit Risk Database)には、会員である信⽤保証協会や⾦融機関の与信取引先の決算書データ、デフォルト(債務不履行)データが匿名で集積されています。
CRDには、中⼩企業基本法第2条の定義に沿った中⼩企業の決算書データが毎年100万社超集積しており、CRDモデルやMcSS(中⼩企業経営診断システム)など各種サービスの構築・運営に活⽤されています。
5周年記念 利用ポイント贈呈キャンペーン
現在、サービスリリースから5周年となることを記念して、
McSSの経営診断をお試しいただけるキャンペーンを実施しています。
●キャンペーン詳細: https://www.crd-office.net/CRD-BS/topics/xcpa01.html
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申請などの手間は一切必要ありません。
キャンペーン期間は9月末までとなっております。
ぜひこの機会に、実際のMcSSの機能をお試しください。
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McSS(中⼩企業経営診断システム)の3つの特徴
1.CRDスコアリングモデルによる信用力評価
中⼩企業の信用力評価ツールとして高精度を誇るCRDモデルを用いて、財務診断を⾏います。
※CRDモデル3は、信用保証協会での保証料率区分の決定に利用されています。
2.全国100万社の財務統計情報との⽐較
CRDのデータベースに蓄積された全国約100万社の財務情報と比較し、企業の信用力の位置づけと、財務の強み・弱みをわかりやすく表示します。
3.偏差値とグラフによる視覚的な診断結果
診断結果は偏差値で表示されるほか、グラフや表を多く取り入れ、わかりやすさに配慮しました。
■詳細はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/product.html
■動画によるご案内はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/video/video03.html
■診断結果レポートイメージ(一部抜粋)
■診断結果レポート詳細はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/rpt1.html
「McSS(中⼩企業経営診断システム)」製品概要
■価格
3,660円相当/現状診断「経営診断報告書」1社分
※利⽤料⾦はポイントでのお⽀払いとなります。ポイント購⼊時の条件により、単価は変動します。
※McSSの利⽤ライセンス(3,360円/1年間)を別途ご購⼊いただく必要がございます。
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/terms.html
■購⼊⽅法
McSS専⽤サイトにて、利⽤ライセンスを取得のうえ、利⽤を希望するサービスに応じた利⽤ポイントを購⼊した後、各サービスをポイントにてご購⼊ください。
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/index.html
CRDビジネスサポート株式会社について
【会社概要】
会社名:CRDビジネスサポート株式会社
所在地:東京都中央区日本橋人形町二丁目26番5号 NX人形町ビル7階
代表者:代表取締役社長 桑原 哲
設立:2016年7月1日
URL:https://www.crd-office.net/CRD-BS/
事業内容:・士業等向けMcSSサービスの提供事業、各種統計情報提供サービス、国際支援事業
【お客様からのお問い合わせ先】
お問い合わせフォーム:https://www.crd-office.net/CRD-BS/utility/inquiry.html
E-mail:contact-mcss@crd-office.net
- 本件に関する
お問い合わせ先 - CRDビジネスサポート株式会社 業務支援部 石原
TEL:03-6667-2170
E-mail:ishihara@crd-office.net