◆McSS診断企業事例のご紹介◆
「銀行の融資セールスに惑わされず、財務体質を改善」
2022/09/21
中⼩企業の経営⽀援を全国100万社の決算書データでサポートするクラウド型ツール「McSS(中⼩企業経営診断システム)」をご存じでしょうか。データの信頼性と財務診断結果の正確性を背景に、顧問先とのコミュニケーションツールとして、また⾦融機関との⽬線合わせのためのツールとして、既に多くのユーザー様にご活⽤いただいております。
今回は前回に引き続き、実際にMcSSで経営診断を実施し、経営改善を達成した企業事例をご紹介いたします。
McSSの診断結果を顧問先の経営改善にどう役立てたらよいかお迷いの方に、特におすすめしたい内容となっております。
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ご寄稿いただきました中小企業診断士の安田先生の導入事例インタビューと合わせて、ご一読いただけましたら幸いです。
中小企業診断士 安田 順 様
金融・財務に詳しい「中小企業の外部CFO(財務責任者)」として、実質無借金の会社から再建まっただ中の会社まで、幅広く経営のサポートに携わっている。著書多数。士業向けMcSSはリリース以来のユーザー。
診断事例 「銀行の融資セールスに惑わされず、財務体質を改善」
◆ポイント◆
●McSS経営診断報告を使って経営者のモラルハザードを回避
●財務内容を厳しくみることによってMcSSランクはCからAにアップ
◆ストーリー◆
■融資を売り込まれて油断する
H社は栃木県の食品卸売業の会社です。
現社長は、先代社長の急逝を受け、2015年に2代目として社長に就任しました。
当時のH社は2期連続で赤字を計上していました。現社長は、社長就任時から中小企業診断士(安田)と顧問税理士のアドバイスを取り入れ、経営改善を進めました。
真っ先に取り組んだのは、先代社長が多額の資金をつぎ込んでいた不採算部門からの撤退(食品加工工場の閉鎖)です。社長は、反対する幹部社員を粘り強く説得し、1年で撤退を成し遂げました。
こうした取り組みで業績が回復すると、それまで冷たい態度だった4つの取引銀行(地方銀行)がH社に融資を売り込んでくるようになりました。
「御社には低金利で貸し出せます」「優良企業が発行する銀行保証付き私募債で対応します」「経営者保証なしの融資でも構いません」などと持ち上げられることにより、社長は「これだけ銀行が貸したいと言ってくるのだから、ウチの会社は大丈夫」と甘い考えを持つようになります。
銀行の融資セールスは、しばしば中小企業経営者のモラルハザードを助長します。H社の場合は、「銀行に勧められて投資信託を購入する」「接待交際費が必要以上に増加する」「前期の業績に満足し、それ以上の改善を社員に求めない」「新規採用や人材育成を軽視する」といったことが起きていました。
■McSS経営診断報告書で社長を説得
そこで私は、H社の直近の決算書(2019年)をMcSSで診断し、次のように社長を説得しました。
「当社の財務格付けは、偏差値49のCランク。平均より下です。」
「自己資本比率はわずか11%で、借入金依存度も70%を超えています。再び業績が悪化すれば、Dランク以下に転落し、融資を受けられなくなります。」
「よって財務体質改善の手をゆるめてはいけません。」
社長は銀行員のセールストークとMcSSのギャップに戸惑っていましたが、「銀行が晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる」の意味が腑に落ちたようです。私の助言を受け入れ、遊休資産売却による借入金の圧縮や役員報酬の削減等を行いました。
このことにより、H社のCRDランクは、2020年にBランク(偏差値53)、2021年に最上位のAランク(偏差値59)にランクアップしました。
McSSで自社の位置づけを明確にしたことが、銀行員の甘言に乗せられず、より強靭な財務体質へと改善していくきっかけになったわけです。
なお先般、H社では、業務効率化のため、関係会社の事業をH社が譲り受ける組織再編を行いましたが、その判断にもMcSSのシミュレーション機能を活用しています。
■その他の公開事例(導入事例)はこちらから
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/case/index.html
■(動画)McSS経営診断報告書の見方」はこちらから
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/video/video03.html
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McSS(中小企業経営診断システム)とは?
一般社団法人CRD協会が、会員である全国の信⽤保証協会および⾦融機関に提供しているMcSS(中⼩企業経営診断システム)のノウハウを活かした、新しい「財務診断ツール」です。現在、士業の皆様のビジネス用途に限り利用を開放しております。
⼀般社団法⼈CRD協会が運営するCRD(Credit Risk Database)には、会員である信⽤保証協会や⾦融機関の与信取引先の決算書データ、デフォルト(債務不履行)データが匿名で集積されています。
CRDには、中⼩企業基本法第2条の定義に沿った中⼩企業の決算書データが毎年100万社超集積しており、CRDモデルやMcSS(中⼩企業経営診断システム)など各種サービスの構築・運営に活⽤されています。
5周年記念 利用ポイント贈呈キャンペーン
現在、サービスリリースから5周年となることを記念して、
McSSの経営診断をお試しいただけるキャンペーンを実施しています。
●キャンペーン詳細: https://www.crd-office.net/CRD-BS/topics/xcpa01.html
全員にMcSSの現状診断1回分のポイントをプレゼント中!
申請などの手間は一切必要ありません。
キャンペーン期間は9月末までとなっております。
ぜひこの機会に、実際のMcSSの機能をお試しください。
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McSS(中⼩企業経営診断システム)の3つの特徴
1.CRDスコアリングモデルによる信用力評価
中⼩企業の信用力評価ツールとして高精度を誇るCRDモデルを用いて、財務診断を⾏います。
※CRDモデル3は、信用保証協会での保証料率区分の決定に利用されています。
2.全国100万社の財務統計情報との⽐較
CRDのデータベースに蓄積された全国約100万社の財務情報と比較し、企業の信用力の位置づけと、財務の強み・弱みをわかりやすく表示します。
3.偏差値とグラフによる視覚的な診断結果
診断結果は偏差値で表示されるほか、グラフや表を多く取り入れ、わかりやすさに配慮しました。
■詳細はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/product.html
■動画によるご案内はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/video/video03.html
■診断結果レポートイメージ(一部抜粋)
■診断結果レポート詳細はこちら
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/rpt1.html
「McSS(中⼩企業経営診断システム)」製品概要
■価格
3,660円相当/現状診断「経営診断報告書」1社分
※利⽤料⾦はポイントでのお⽀払いとなります。ポイント購⼊時の条件により、単価は変動します。
※McSSの利⽤ライセンス(3,360円/1年間)を別途ご購⼊いただく必要がございます。
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/terms.html
※9月末までの期間限定で、新規ID登録者に
現状診断1回分のポイントと利用ライセンス(有効期間:90日間)をプレゼント中!
■購⼊⽅法
McSS専⽤サイトにて、利⽤ライセンスを取得のうえ、利⽤を希望するサービスに応じた利⽤ポイントを購⼊した後、各サービスをポイントにてご購⼊ください。
https://www.crd-office.net/CRD-BS/service/mcsspro/index.html
CRDビジネスサポート株式会社について
【会社概要】
会社名:CRDビジネスサポート株式会社
所在地:東京都中央区日本橋人形町二丁目26番5号 NX人形町ビル7階
代表者:代表取締役社長 桑原 哲
設立:2016年7月1日
URL:https://www.crd-office.net/CRD-BS/
事業内容:・士業等向けMcSSサービスの提供事業、各種統計情報提供サービス、国際支援事業
【お客様からのお問い合わせ先】
お問い合わせフォーム:https://www.crd-office.net/CRD-BS/utility/inquiry.html
E-mail:contact-mcss@crd-office.net
- 本件に関する
お問い合わせ先 - CRDビジネスサポート株式会社 業務支援部 石原
TEL:03-6667-2170
E-mail:ishihara@crd-office.net