更新日:2022年9月2日

租税特別措置法施行令 第39条の31 組合事業等による損失がある場合の課税の特例

法第67条の12第1項に規定する政令で定めるものは、同条第3項第1号に規定する組合契約以下この条において「組合契約」という。のうち同号に規定する外国におけるこれらに類する契約を締結している者とする。

2 法第67条の12第1項に規定する政令で定める組合員は、同項に規定する組合員以下この条において「組合員」という。で次に掲げるものとする。

  • 一 組合事業法第67条の12第3項第3号に規定する組合事業をいう。以下この条において同じ。に係る重要な財産の処分若しくは譲受け又は組合事業に係る多額の借財に関する業務以下この号において「重要業務」という。の執行の決定に関与し、かつ、当該重要業務のうち契約を締結するための交渉その他の重要な部分以下この号において「重要執行部分」という。を自ら執行する組合員既に行われた重要業務の執行の決定新たにその組合契約に係る組合員となつた者及び当該組合契約に係る組合員たる地位の承継により当該組合契約に係る組合員となつた者については、これらの組合員となつた後に行われたものに限る。に関与せず、又は当該重要業務のうち重要執行部分を自ら執行しなかつたもの及び次号に掲げるものを除く。
  • 二 その組合員法第67条の12第3項第2号に規定する匿名組合契約等第5項において「匿名組合契約等」という。を締結している組合員を除くものとし、組合員のいずれかに組合事業に係る業務の執行の委任をしている場合にあつては当該委任を受けた組合員に、投資事業有限責任組合契約に関する法律第3条第1項に規定する投資事業有限責任組合契約の場合にあつては無限責任組合員に、それぞれ限るものとする。の全てが組合契約が効力を生ずる時新たに当該組合契約に係る組合員となつた者及び当該組合契約に係る組合員たる地位の承継により当該組合契約に係る組合員となつた者については、これらの組合員となつた時から組合契約に定める計算期間これに類する期間を含むものとし、これらの期間が1年を超える場合は当該期間をその開始の日以後1年ごとに区分した各期間最後に1年未満の期間が生じたときは、その1年未満の期間とする。次項及び第6項において同じ。で既に終了したもののうち最も新しいものの終了の時まで組合事業と同種の事業当該組合事業を除く。を主要な事業として営んでいる場合におけるこれらの組合員

3 法第67条の12第1項に規定するその他の政令で定める場合は、次に掲げる場合とする。

  • 一 組合事業に係る債務以下この項及び第7項において「組合債務」という。の額のうちに占める責任限定特約債務組合債務のいずれかにつきその弁済の責任が、特定の組合財産法第67条の12第1項に規定する組合財産をいう。以下この条において同じ。に限定されている場合、組合財産の価額が限度とされている場合その他これらに類する場合における当該債務をいう。第4号において同じ。の額の割合、組合事業の形態、組合財産の種類、組合債務の弁済に関する契約の内容その他の状況からみて、組合債務を弁済する責任が実質的に組合財産となるべき資産に限定され、又はその価額が限度とされていると認められる場合
  • 二 組合事業について損失が生じた場合にこれを補填することを約し、又は一定額の収益が得られなかつた場合にこれを補足することを約する契約その他これに類する契約以下この項及び第7項において「損失補填等契約」という。が締結され、かつ、当該損失補填等契約が履行される場合には、当該組合事業による累積損失額当該組合事業の各計算期間の損失の額の合計額が当該各計算期間の利益の額当該補填し、又は補足される金額を含む。の合計額を超える場合のその超える部分の金額をいう。以下この号において同じ。がおおむね出資金合計額各組合員が出資をした金銭の額及び金銭以外の資産の価額の合計額をいう。以下の金額となり、又は当該累積損失額がなくなると見込まれるとき。
  • 三 その組合員又は受益者法第67条の12第1項に規定する受益者をいう。以下この条において同じ。が組合債務又は信託債務その信託同項に規定する信託に限る。以下この条において同じ。の受託者が信託財産に属する財産をもつて履行する責任を負う債務当該受益者の債務を除く。をいう。以下この条において同じ。を直接に負担するものでない場合
  • 四 その組合員に係る組合契約又は損益分配割合の定めの内容、組合債務当該組合員に帰せられるものに限るものとし、組合員持分担保債務組合員となる者がその組合契約に基づく出資を履行するために組合財産に対する自己の持分その他組合員が有することとなる権利を担保として行つた借入れに係る債務をいう。以下この条において同じ。を含む。以下この号において同じ。の額のうちに占める責任限定特約債務当該組合員に帰せられるものに限るものとし、当該組合員持分担保債務のうち責任限定特約債務に相当するものを含む。の額の割合、組合事業の形態、当該組合員に帰せられる組合財産の種類、組合債務の弁済に関する契約の内容その他の状況からみて、当該組合員が組合債務を弁済する責任が実質的に当該組合員に帰せられる組合財産となるべき資産に限定され、又はその価額が限度とされていると認められる場合
  • 五 その組合員につき、組合事業に係る損失補填等契約が締結され、かつ、当該損失補填等契約が履行される場合には、その組合員の当該組合事業による組合員累積損失額当該組合事業の各計算期間の損失の額のうち当該組合員に帰せられるものの合計額が当該各計算期間の利益の額のうち当該組合員に帰せられるもの損失補填等契約により補填し、又は補足される金額を含む。の合計額を超える場合のその超える部分の金額をいう。以下この号において同じ。がおおむね出資金額当該組合員が出資をした金銭の額及び金銭以外の資産の価額の合計額組合員持分担保債務の額に相当する金額を除く。をいう。以下の金額となり、又は当該組合員累積損失額がなくなると見込まれるとき。
  • 六 前各号に掲げる場合に準ずる場合

4 法第67条の12第1項に規定する損失の額として政令で定める金額は、同項の法人の組合事業又は信託による組合等損金額同項及び同条第2項並びに法第59条第1項及び第2項、第59条の2第1項、第60条第1項及び第2項、第61条第1項、第66条の13第1項、第67条の13第1項及び第2項、第67条の14第1項、第67条の15第1項、第68条の3の2第1項並びに第68条の3の3第1項並びに法人税法第57条第1項、第59条第1項から第4項まで、第61条の11第1項適格合併に該当しない合併による合併法人への資産の移転に係る部分に限る。第62条第2項、第62条の5第2項及び第5項、第64条の5第1項並びに第64条の8の規定を適用しないで計算した場合の当該事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される金額のうち、当該組合事業に帰せられる部分の金額又は当該信託の信託費用帰属額同法第12条第1項の規定により当該法人の費用とみなされる当該信託の信託財産に帰せられる費用の額をいう。に係る部分の金額をいう。第9項において同じ。が当該組合事業又は当該信託による組合等益金額法第59条の2第1項及び第4項、第60条第6項、第61条第5項並びに第66条の13第5項から第10項まで及び第14項並びに法人税法第27条第61条の11第1項適格合併に該当しない合併による合併法人への資産の移転に係る部分に限る。第62条第2項、第62条の5第2項、第64条の5第3項、第64条の7第6項及び第142条の2の2同法第142条の10の規定により準じて計算する場合を含む。の規定を適用しないで計算した場合の当該事業年度の所得の金額の計算上益金の額に算入される金額のうち、当該組合事業に帰せられる部分の金額又は当該信託の信託収益帰属額同法第12条第1項の規定により当該法人の収益とみなされる当該信託の信託財産に帰せられる収益の額をいう。に係る部分の金額をいう。第9項において同じ。を超える場合のその超える部分の金額以下この条において「組合等損失額」という。とする。

5 法第67条の12第1項に規定する出資の価額又は信託財産の帳簿価額を基礎として政令で定めるところにより計算した金額は、組合契約に係る組合員又は信託の受益者である法人のその組合事業又は信託に係る第1号及び第2号に掲げる金額の合計額から第3号に掲げる金額を減算した金額次項及び第17項において「調整出資等金額」という。とする。

  • 一 当該事業年度にその終了の日が属する組合損益計算期間組合等損失額又は組合等利益額法第67条の12第2項に規定する政令で定める金額をいう。の計算の基礎となる当該組合事業に係る損益が計算される期間をいう。次項において同じ。のうち最も新しいものの終了の時信託にあつては、当該事業年度終了の時。第3号において「最終組合損益計算期間等終了時」という。までに当該組合契約又は信託行為に基づいて出資又は信託をした金銭の額に金銭以外の資産以下この項において「現物資産」という。に係る次に掲げる金額の合計額当該組合契約が匿名組合契約等である場合には、当該現物資産の価額を加算した金額組合員持分担保債務がある場合にはその額に相当する金額を控除した金額とし、金銭若しくは現物資産と負債を併せて出資をした場合又は資産の信託と併せて委託者の負債を信託財産に属する負債とした場合にはこれらの負債の額を減算した金額とする。
    • イ 当該現物資産の価額に当該組合契約に係る他の組合員第3号イにおいて「他の組合員」という。の当該組合事業に係る組合財産持分割合組合財産に対する各組合員の持分の割合をいう。以下この条において同じ。を合計した割合又は当該信託の他の受益者の当該現物資産に係る信託財産持分割合現物資産の価額に対する各受益者が法人税法第12条第1項の規定により有するものとみなされる部分の価額の割合をいう。以下この条において同じ。を合計した割合を乗じて計算した金額
    • ロ 当該法人の当該出資又は当該信託の直前の当該現物資産の帳簿価額に当該法人の当該組合事業に係る組合財産持分割合又は当該現物資産に係る信託財産持分割合を乗じて計算した金額
  • 二 当該法人の当該事業年度前の各事業年度における法人税法施行令第9条第1号イからニまで及びトからルまでに掲げる金額の合計額から同号ワ及びヨからネまでに掲げる金額の合計額を減算した金額当該金額のうちに留保していない金額がある場合には、当該留保していない金額を減算した金額のうち、当該組合事業に帰せられる部分の金額又は当該信託の信託損益帰属額法人税法第12条第1項の規定により当該法人の収益及び費用とみなされる当該信託の信託財産に帰せられる収益及び費用に係る損益の額をいう。に係る部分の金額の合計額
  • 三 最終組合損益計算期間等終了時までに分配等当該組合事業に係る利益の分配若しくは出資の払戻し組合員持分担保債務に相当する払戻しを除く。又は信託財産からの給付をいう。以下この号において同じ。として交付を受けた金銭の額に現物資産に係る次に掲げる金額の合計額当該組合契約が匿名組合契約等である場合には、当該現物資産の価額を加算した金額金銭又は現物資産と負債を併せて分配等として交付を受けた場合には、当該負債の額を減算した金額
    • イ 当該現物資産の価額に当該分配等の直前の他の組合員の当該組合事業に係る組合財産持分割合を合計した割合又は当該信託の他の受益者の当該現物資産に係る信託財産持分割合を合計した割合を乗じて計算した金額
    • ロ 当該法人の当該分配等の直前の当該現物資産の帳簿価額

6 法人が組合契約に係る組合員又は信託の受益者からその地位の承継信託にあつては、信託に関する権利の移転として財務省令で定めるものを含む。以下この項において同じ。を受けた場合の当該法人についての前項の規定の適用については、同項各号に掲げる金額のうち当該承継を受けた日を含む組合損益計算期間又は事業年度前の各組合損益計算期間又は各事業年度に対応する部分の金額は、次の各号に掲げる承継の区分に応じ当該各号に定める金額当該法人が当該承継の直前において既に当該組合契約に係る組合員又は当該信託の受益者であつた場合には、当該金額に当該法人の当該組合損益計算期間又は当該事業年度の直前の組合損益計算期間又は事業年度終了の時の調整出資等金額を加算した金額とする。

  • 一 適格合併、適格分割、適格現物出資又は適格現物分配第13項及び第14項において「適格合併等」という。による承継以外の承継外国法人にあつては、組合契約又は信託がロに掲げるものからイに掲げるものとなることを含む。 当該承継を受けた日を含む組合損益計算期間若しくは計算期間又は信託行為に定める信託の計算期間以下この項において「計算期間等」という。の直前の計算期間等の終了の時におけるその組合事業又は信託に係る貸借対照表その他これに準ずる書類に計上されている資産の帳簿価額の合計額から負債の帳簿価額の合計額を減算した金額に、当該承継をした組合員の組合財産持分割合又は受益者の信託財産持分割合を乗じて計算した金額当該法人が当該承継に併せて当該組合員の組合員持分担保債務の移転を受けている場合には、当該金額から当該組合員持分担保債務の額を減算した金額
    • イ 組合契約に係る組合事業による利益の額若しくは損失の額又は信託に係る前項第2号に規定する信託帰属損益額が当該外国法人の恒久的施設に帰せられる場合における当該組合契約又は信託
    • ロ イに掲げるもの以外のもの
  • 二 適格合併による承継 当該適格合併に係る被合併法人の適格合併前事業年度当該適格合併の日の前日を含む事業年度をいう。第14項第1号において同じ。終了の時の調整出資等金額
  • 三 適格分割、適格現物出資又は適格現物分配以下この条において「適格分割等」という。による承継 当該承継をした組合員又は受益者が当該適格分割等により移転をした当該組合員の組合事業に係る資産又は当該受益者の信託財産に属する資産の当該移転の直前の帳簿価額から当該移転をした当該組合事業に係る負債組合員持分担保債務を含む。又は当該受益者の信託財産に属する負債の当該移転の直前の帳簿価額を減算した金額に相当する金額当該組合員又は当該受益者が第1号に掲げる承継により組合員たる地位又は受益者たる地位を有することとなつたものである場合には、投資勘定差額当該承継に係る対価の額から当該承継に係る同号に定める金額を減算した金額をいう。を減算した金額

7 法第67条の12第1項に規定する組合事業又は信託財産に帰せられる損益が実質的に欠損とならないと見込まれるものとして政令で定める場合は、組合事業又は信託の最終的な損益の見込みが実質的に欠損となつていない場合において、当該組合事業又は当該信託の形態、組合債務又は信託債務の弁済に関する契約、損失補填等契約信託にあつては、当該信託について損失が生じた場合にこれを補填することを約し、又は一定額の収益が得られなかつた場合にこれを補足することを約する契約その他これに類する契約その他の契約の内容その他の状況からみて、当該組合事業又は当該信託の信託財産に帰せられる損益が明らかに欠損とならないと見込まれるときとする。

8 組合契約に係る組合員又は信託の受益者である法人が、当該組合契約の終了、脱退、その地位の承継その他の事由により当該組合契約に係る組合員でなくなつた場合又は当該信託の清算結了その他の事由により当該信託の受益者でなくなつた場合には、これらの事由が生じた日を含む事業年度の当該組合契約に係る組合事業又は当該信託による組合等損失額については、法第67条の12第1項の規定は、適用しない。

9 法第67条の12第2項に規定する利益の額として政令で定める金額は、同項の法人の組合事業又は信託による組合等益金額が当該組合事業又は当該信託による組合等損金額を超える場合のその超える部分の金額第17項において「組合等利益額」という。とする。

10 組合契約に係る組合員又は信託の受益者である法人が、他の者に対する当該組合員たる地位又は当該受益者たる地位の承継外国法人にあつては、当該組合契約又は信託が第6項第1号イに掲げるものから同号ロに掲げるものとなることを含む。をした場合には、当該法人の当該承継の日を含む事業年度後の各事業年度(当該承継が適格分割等による承継である場合には、当該承継の日を含む事業年度以後の各事業年度)においては、当該法人の当該承継をした当該組合契約に係る組合事業又は当該信託の組合等損失超過合計額法第67条の12第3項第4号に規定する組合等損失超過合計額をいう。第14項及び第17項において同じ。は、ないものとする。

11 法第67条の12第3項第1号に規定する政令で定める契約は、外国における有限責任事業組合契約有限責任事業組合契約に関する法律第3条第1項に規定する有限責任事業組合契約をいう。に類する契約とする。

12 法第67条の12第3項第2号に規定する政令で定める契約は、当事者の一方が相手方の事業のために出資をし、相手方がその事業から生ずる利益を分配することを約する契約とする。

13 法人が適格合併等により当該適格合併等に係る被合併法人、分割法人、現物出資法人又は現物分配法人以下この項及び次項において「被合併法人等」という。が締結していた組合契約に係る組合員たる地位又は信託の受益者たる地位の承継を受けた場合当該法人が既に当該組合契約に係る組合員又は当該信託の受益者であつた場合を除く。において、当該被合併法人等が特定組合員法第67条の12第1項に規定する特定組合員をいう。以下この項及び第17項において同じ。又は特定受益者同条第1項に規定する特定受益者をいう。以下この項及び第17項において同じ。に該当していたときは、当該法人が当該承継の時から特定組合員又は特定受益者に該当するものとみなして同条の規定を適用する。

14 法人が適格合併等により当該適格合併等に係る被合併法人等が締結していた組合契約に係る組合員たる地位又は信託の受益者たる地位の承継を受けた場合には、次の各号に掲げる適格合併等の区分に応じ当該各号に定める金額は、当該法人の当該適格合併等の日を含む事業年度開始の時において有する組合等損失超過合計額とみなす。ただし、当該法人又は当該各号に定める金額を有する被合併法人等が明らかに法人税を免れる目的で当該適格合併等により当該承継を受け、又は当該承継をしたと認められる場合は、この限りでない。

  • 一 適格合併 当該適格合併に係る被合併法人が適格合併前事業年度終了の時において有する当該組合契約に係る組合事業又は当該信託の組合等損失超過合計額
  • 二 適格分割等 当該適格分割等に係る分割法人、現物出資法人又は現物分配法人が当該適格分割等の日を含む事業年度開始の日の前日を含む事業年度終了の時において有する当該組合契約に係る組合事業又は当該信託の組合等損失超過合計額

15 前各項に規定する組合員たる地位又は受益者たる地位の承継には、組合契約に係る組合員又は信託の受益者である法人が行う財務省令で定める承継を含むものとする。

16 法第67条の12第2項の規定の適用を受ける法人は、当該適用を受ける事業年度の確定申告書等に同項の規定により損金の額に算入される金額の計算に関する明細書を添付しなければならない。

17 法人が各事業年度終了の時において特定組合員又は特定受益者当該信託に係る調整出資等金額を超える組合等損失額が生ずるおそれがないと見込まれ、かつ、第7項に規定する損失補填等契約が締結されていない場合における当該特定受益者を除く。に該当する場合には、当該法人は、当該事業年度の法人税法第2条第31号に規定する確定申告書にその組合事業又は信託に係る組合等損失額又は組合等利益額、法第67条の12第1項に規定する組合等損失超過額及び組合等損失超過合計額並びに調整出資等金額の計算に関する明細書を添付しなければならない。

18 前各項に定めるもののほか、法第67条の12第1項に規定する政令で定める場合について第3項各号に掲げる場合に該当するかどうかの判定に関する事項その他同条の規定の適用に関し必要な事項は、財務省令で定める。

法第67条の12第1項に規定する政令で定めるものは、同条第3項第1号に規定する組合契約以下この条において「組合契約」という。のうち同号に規定する外国におけるこれらに類する契約を締結している者とする。

2 法第67条の12第1項に規定する政令で定める組合員は、同項に規定する組合員以下この条において「組合員」という。で次に掲げるものとする。

  • 一 組合事業法第67条の12第3項第3号に規定する組合事業をいう。以下この条において同じ。に係る重要な財産の処分若しくは譲受け又は組合事業に係る多額の借財に関する業務以下この号において「重要業務」という。の執行の決定に関与し、かつ、当該重要業務のうち契約を締結するための交渉その他の重要な部分以下この号において「重要執行部分」という。を自ら執行する組合員既に行われた重要業務の執行の決定新たにその組合契約に係る組合員となつた者及び当該組合契約に係る組合員たる地位の承継により当該組合契約に係る組合員となつた者については、これらの組合員となつた後に行われたものに限る。に関与せず、又は当該重要業務のうち重要執行部分を自ら執行しなかつたもの及び次号に掲げるものを除く。
  • 二 その組合員法第67条の12第3項第2号に規定する匿名組合契約等第5項において「匿名組合契約等」という。を締結している組合員を除くものとし、組合員のいずれかに組合事業に係る業務の執行の委任をしている場合にあつては当該委任を受けた組合員に、投資事業有限責任組合契約に関する法律第3条第1項に規定する投資事業有限責任組合契約の場合にあつては無限責任組合員に、それぞれ限るものとする。の全てが組合契約が効力を生ずる時新たに当該組合契約に係る組合員となつた者及び当該組合契約に係る組合員たる地位の承継により当該組合契約に係る組合員となつた者については、これらの組合員となつた時から組合契約に定める計算期間これに類する期間を含むものとし、これらの期間が1年を超える場合は当該期間をその開始の日以後1年ごとに区分した各期間最後に1年未満の期間が生じたときは、その1年未満の期間とする。次項及び第6項において同じ。で既に終了したもののうち最も新しいものの終了の時まで組合事業と同種の事業当該組合事業を除く。を主要な事業として営んでいる場合におけるこれらの組合員

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