更新日:2022年9月2日

財産評価基本通達 87-5 占用権の評価

占用権の価額は、次項の定めにより評価したその占用権の目的となっている土地の価額に、次に掲げる区分に従い、それぞれ次に掲げる割合を乗じて計算した金額によって評価する。

  • (1) 取引事例のある占用権

    売買実例価額、精通者意見価格等を基として占用権の目的となっている土地の価額に対する割合として国税局長が定める割合

  • (2) (1)以外の占用権で、地下街又は家屋の所有を目的とする占用権

    その占用権が借地権であるとした場合に適用される借地権割合の3分の1に相当する割合

  • (3) (1)及び(2)以外の占用権

    その占用権の残存期間に応じその占用権が地上権であるとした場合に適用される法定地上権割合の3分の1に相当する割合

    (注) 上記(3)の「占用権の残存期間」は、占用の許可に係る占用の期間が、占用の許可に基づき所有する工作物、過去における占用の許可の状況、河川等の工事予定の有無等に照らし実質的に更新されることが明らかであると認められる場合には、その占用の許可に係る占用権の残存期間に実質的な更新によって延長されると認められる期間を加算した期間をもってその占用権の残存期間とする。

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