投資単位引下げにより個人株主数増加

全国証取 2014年度株式分布状況調査
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全国の4証券取引所(東証,名証,福証,札証)は6月18日,「2014年度株式分布状況調査の調査結果について」を公表した(調査対象3,565社)。株主数合計は前年度比8.3万人増加して4,713万人だった。このうち97%を占める個人株主数(延べ人数)は,前年度の大幅な減少(21万人減)から一転,6.7万人増加の4,582万人となった。投資単位の高い売買単位1,000株の会社が100株へ移行するなど,投資単位の引下げが個人株主数の増加につながった。

100株単位移行会社の86%で個人株主数増加

本調査においては,各上場会社の株主数を単純合算した「延べ人数」(ある個人株主が10銘柄保有している場合,個人...