日本内部統制研究学会 第8回年次大会開催

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日本内部統制研究学会は7月18日,新潟青陵大学にて,第8回年次大会を開催した。統一論題は「パブリックセクターにおける内部統制の課題」。

統一論題報告では,井上東氏(あずさ監査法人),小川英明氏(大阪市行政委員会事務局),小林麻理氏(会計検査院),清水涼子氏(関西大学)がそれぞれ報告した。

このうち井上氏は「独立行政法人,国立大学法人における内部統制の諸課題」を報告。独立行政法人,国立大学法人特有の不正発生要因として「民間との根本的な目的の違いが影響していると思われる。営利目的か非営利目的か,財源が税金か否かによる部分が大きい。単年度主義,予算使い切り,最先端研究,業者との特殊な関係といった要因から...