金融庁と東証 企業統治改革,「実質の充実」に向け議論開始

CGコード等の実施・定着状況を確認へ
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金融庁と東京証券取引所は9月24日,第1回「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(座長:池尾和人慶應義塾大学経済学部教授)を開催した。本会議は学者,経営者など16名の有識者により構成される。両コードの実施・定着状況をフォローアップするため,コードがそれぞれ「形式だけではなく,実質を伴ったものとなっているか」,「ガバナンス体制の強化が経済の好循環につながっているか」,「企業と投資家の対話が建設的な形で進んでいるか」等について議論・助言することを目的とする。

「金融行政方針」(9月18日公表)ではコードの策定を「ゴールではなくスタート」と位置づけ,「いま...