企業会計基準委員会（ASBJ）と日本公認会計士協会，日本税理士会連合会，日本商工会議所の４団体は２月２日，連名で「改正・中小企業の会計に関する指針」を公表した。同指針は４団体が共同で設置した「中小企業の会計に関する指針作成検討委員会」が内容の一部見直しを進めてきたもので，同委員会が１月26日に公表を承認していた。

主な改正箇所は，「重要性の原則」と「固定資産の減損損失」，「税効果会計」，「誤謬の訂正に関する注記」の４項目。

重要性の原則に関しては，これが中小会計指針の全ての項目に適用され，「各論に特段の記載がなくとも，重要性の乏しい項目に関しては簡便な会計処理の方法によることができる」ことを明確化...