IASB 「IFRS第15号の明確化」を公表

ASBJ 意見募集・公表文書に内容反映
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国際会計基準審議会(IASB)は4月12日,IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の一部を修正・公表した。これは,「履行義務の識別」や(財・サービスの提供に係る)「本人または代理人の判定」,「ライセンス」などに関する規定の明確化を図ったもので「基準の原則は変わらない」(IASB)。我が国では企業会計基準委員会(ASBJ)がIFRS第15号をベースにした収益基準の開発に向けて市場関係者の意見を募集している。今回の修正を受けてASBJも意見募集のための文書を更新,事務局が4月21日開催の第335回本委員会で報告した。

明確化のためIFRS第15号を修正

IASBによると,2014年5月に完成し...