のれんに関する定量分析の結果

ASBJがIASBに報告書提出
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は,「のれん及び減損に関する定量分析」と題する調査報告書を国際会計基準審議会(IASB)に提出,説明を行った。文書は,ASBJが今年2月に受けたIASBからの依頼に応じたもので,欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)と協力して日・米・欧・豪の4カ国・地域におけるのれんの残高の推移等に関するデータを分析した。欧州以外の国のデータ分析をASBJが担当した。これによって,2007年以降,4カ国・地域において企業ののれん残高が増加傾向を辿っており,米国ではその費用化に130.5年(日本は11.4年)かかるなどの結果を得た。

定量分析の結果

調査は,IASBの依...