ASBJ 収益認識、月内にも審議再開へ

経団連 ベネフィットの説明が重要
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は現在,「収益に関する包括的な会計基準の開発」について集まった意見を整理している。大半の企業への影響が予想されることから,集まった意見は「かなりの数」にのぼったようだ。事務局は月内にも専門委員会の審議を再開する方向。 こうした中,財務諸表の作成・利用などの主要な関係3者(日本経済団体連合会,日本公認会計士協会(JICPA),日本証券アナリスト協会)がASBJに提出した意見文書を公表した。これらの文書から収益認識基準の開発に対する3者の考え方を確認しておきたい。

関係3者は方向性に同意

意見募集にあたってASBJが用意した質問は,大きく次の3つに分けられ...