金融庁 監査法人のガバナンス・コード策定へ

コードの実効性の確保が課題に
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金融庁は7月15日,第1回「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」(座長:関哲夫・みずほフィナンシャルグループ取締役)を開催した。大手上場企業等の監査の担い手となる監査法人の大規模化に対して,"経営陣のマネジメントが対応しきれていないことが監査の品質確保に問題を生じさせている"等の問題意識を受け,実効的なガバナンスを確立し,マネジメントを有効に機能させていくための原則を定めた「監査法人のガバナンス・コード」の策定を検討する。コードの"素案"は,年内を目処にとりまとめる予定だ。

適用対象は"一定規模以上"を想定

本検討会は,本年3月にとりまとめられた「会計監査の在り方に関する懇談会」提言...