金融庁検討会 スチュワードシップ・コードの改訂案を公表

議決権行使結果の充実等盛り込む
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「スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会」(座長:神作裕之・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は3月28日,「『責任ある機関投資家』の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫~投資と対話を通じて企業の持続的成長を促すために~(案)」を公表した。これは,2014年に公表された同コードの改訂案となる。コードの実効性を高めるため,「運用機関のガバナンス・利益相反管理等」,「議決権行使結果の公表の充実」などが新たに盛り込まれた。同案への意見募集は4月27日まで。

形式から実質へ

スチュワードシップ・コードは,機関投資家が受託者責任を果たすための行動指針として,2014年に策定された。コードは7...