本誌アンケート 業績予想,従来通りの表形式が大半か

様式改定前の開示状況と同様の傾向
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決算短信における業績予想に関して,サマリー情報様式が2017年3月期から改定された。表形式と自由記載形式の2種類が統一され,「ここには投資者が通期業績を見通す際に有用と思われる情報をご記載ください。」との文言のみが記されている。本誌が,決算短信アンケート(3305号2頁)に回答した上場194社に業績予想について質問した結果,改定後も従来と同様の開示を行う会社が大半を占めることが分かった。回答会社30社全てが「従来の表形式で業績予想値を記載予定」で,自由記載予定の会社は1社もない。予想期間は「第2四半期と通期」(66.7%)や「通期のみ」(30.0%),予想数値の記載方法は「レンジではなく特定値...