ASBJ 税効果 単体は開示拡充項目の一部を不要に

新基準の適用は2019年3月期を視野
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は4月6日,第50回税効果会計専門委員会を開催した。ASBJは税効果会計に関する開示拡充の議論を進めているが,拡充だけではなく,単体財務諸表における税効果会計の開示について連結なみの情報を求めることの是非を検討している。従来から開示が求められている項目については,簡素化せずこれまで通り開示するが,新たに開示が求められる予定の項目については,一部を開示不要とする案が示された。

拡充予定項目の単体での扱いは?

税効果会計の開示について,現行の基準では①繰延税金資産(負債)の発生原因別の主な内訳,②税引前当期純利益または税金等調整前当期純利益に対する法人税等...