2016年４月期～2017年３月期の上場3,508社（日本基準採用）のうち，「継続企業の前提に関する注記」（GC注記）を開示した会社は37社（前年同期35社）だった。本誌が有価証券報告書を調査した。 一方，有価証券報告書に「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況」が存在する旨を開示した会社は113社ある。このうち76社は，GC注記を開示していない。

GC注記37社の状況

決算日に継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合，会社はGCに関する事項として以下の注記を行う。

①当該事象又は状況が存在する旨及びその内容

②当該事象又は状況を解消し，又は改善するための対応策

③当該重要...