ASBJ 在外子会社等の会計処理に関する取扱いを改正へ

修正項目追加を検討、本年3月に公開草案
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は,1月23日の第113回実務対応専門委員会で,実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」等の改正議論を行った。在外子会社等の財務諸表がIFRS等に準拠して作成されている場合,それらを連結決算手続上利用できるが,一部の項目は会計処理を修正する必要がある。当該項目に「資本性金融商品のOCIオプションに関するノンリサイクリング処理」を追加する方向だが,「修正は実務上困難」との指摘もある。このため,修正が実務上困難な場合は,修正せずに一定事項を注記する案も提示された。本年3月を目途に公開草案を公表する予定だ...