企業会計基準委員会（ASBJ，小野行雄委員長）は２月５日，第76回リース会計専門委員会を開催した。同専門委員会の開催は，2015年３月以来，約３年ぶりとなる。今回は，IFRS第16号「リース」のエンドースメントに関する議論を行った。事務局からは，すべての論点について「IFRSのエンドースメント手続の観点で削除または修正するには至らない」との案が示されている。

リース負債は資産の5.4％占めるとの分析も

ASBJでは，昨年10月から，「IFRSのエンドースメントに関する作業部会」において，IFRS第16号のエンドースメント手続を進めている。リース会計専門委員会における審議は，今回が初めてだ。具体的に...