企業会計基準委員会（ASBJ）は２月９日に開催した第378回本委員会において，改正税効果会計基準等の公表を議決した。繰延税金資産（負債）表示方法の見直しや評価性引当額等に関する注記事項を追加した。適用は2019年３月期から。これまで段階的に進めてきた税効果会計に関する見直しは，この改正で一区切りとなる。

また，会議では，金融商品会計の見直しに関する検討の進め方を確認した。改正には多くの課題が生じると想定されることから，適用上の課題と検討の進め方に関する意見募集を2018年上期中に実施することとした （２頁） 。