本誌 会計監査人の交代に関する調査(2)

( 01頁)

上場会社の監査人交代に関する本誌調査の第2弾。本号では,「後任監査人の規模」と「一時会計監査人の選任」を取り上げる。監査人を大手法人,準大手法人,中小法人に分類すると,直近10年で最も多かったのは「大手から大手」の207件だった。しかし,「大手から準大手」が144件,「大手から中小」が199件あり,集計上は10年間の累計で大手法人は流出超過である。また,一時会計監査人の選任件数は累計108件で,中小法人を選任している事例が目立った( 4頁 )。