《トピックスプラス》準大手・中小法人への交代が目立つ

本誌 監査人交代に関する調査(2)
( 04頁)
過去10年の監査人交代について,様々な視点から取り上げる本連載。第2回は「後任監査人の規模」と「一時会計監査人の選任」に着目した。監査人を大手法人、準大手法人、中小法人に分類すると、直近10年で最も多かったのは「大手から大手」の207件。次いで「大手から中小」が199件だった。一時会計監査人の選任件数は累計108件で、中小法人を選任している事例が目立った。
なお,調査方法は前回掲載したもの(No.3350・ 2頁 )と同じ。

2008~2009年に集中

2008~2017年の監査人交代事例を当てはめると,【図表1】のようになる。最多は「大手→大手」で,累計207件(21.6%),次いで「大手→中小」が累...