金融庁 「投資家と企業の対話ガイドライン」公表

形式ではなく実効的な対話を期待
( 10頁)

金融庁は6月1日,「投資家と企業の対話ガイドライン」を公表した。同ガイドラインは,スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コード(CGコード)の附属文書という位置付け。CGを巡る現在の課題を踏まえ,両コードが求める持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けた機関投資家と企業の対話において,重点的に議論することが期待される事項を取りまとめたものだ。「機関投資家と企業との間で,これらの事項について建設的な対話が行われることを通じ,企業が,自社の経営理念に基づき,持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現し,ひいては経済全体の成長と国民の安定的な資産形成に寄与することが期待される...