2019年3月期1Q 27社が定額法へ変更

本誌調査 20社が利益増,3社が損失減
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2019年3月期第1四半期に,有形固定資産の減価償却方法を変更した会社は27社あり,すべて定率法から定額法への変更だった。前年同期より16社減少した。損益への影響は,20社が利益増,3社が損失減,4社が軽微と開示しており,概ねプラスの影響だった。

<集計対象>

・2019年3月期決算の上場会社(日本基準採用)の第1四半期報告書(決算日6月30日)において,「減価償却方法の変更」などの文言で変更内容を開示しているもの。

開示は例年より少なめ

有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更することは近年見られる傾向だが,2019年3月期第1四半期は,例年より少ない27社が変更を開示した。定率法への変更...