ASBJ オペリースのオンバラ化、「有利子負債がより明確に」との声も

IFRS16号踏まえたリース基準開発を検討
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は,リース会計基準に関してIFRS16号「リース」等と国際的整合性を図るか否かに関する検討を進めている。10月15日には,第83回リース会計専門委員会で議論を行った。「現行基準におけるリースに関する注記情報は,決算発表から1カ月半以上遅れるので,速報性に欠ける」等の指摘が出された一方,オペレーティング・リースのオンバランス化に関しては「使用総資本,有利子負債の全体像がより明確になる」等の賛同意見が出されている。

注記のみでは決算発表より遅く速報性欠ける

前回の専門委員会では,オペレーティング・リースに関する財務諸表利用者のニーズについて,証券会社等のア...