JICPA 偶発事象の処理に関する研究報告について意見募集

研究報告の草案を公表
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日本公認会計士協会(JICPA,関根愛子会長)は12月14日,会計制度委員会研究報告「偶発事象の会計処理及び開示に関する研究報告」の公開草案を公表した。偶発事象に関する会計上の取扱いを整理し,現行実務の分析などを行った。偶発事象に関する将来の会計基準の開発に資する資料になるものと考えられている。1月25日まで意見を募集している。

計上・注記には難しい判断も

日本においては偶発債務等の注記は規定されているが,偶発事象(偶発損失および偶発利益)の定義や会計上のルールは定められていない。しかし,実務上偶発事象の取扱いには,財務諸表に計上すべきか,注記すべきかといった判断が難しい場合もある。

そこでJICP...