JICPA 早期適用の有無にかかわらず直ちに準備を

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KAMに関する会長声明を発出
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日本公認会計士協会(JICPA,関根愛子会長)は7月12日,会長声明「『監査上の主要な検討事項』の適用に向けて」を発出した。2020年3月期決算から早期適用が始まる「監査上の主要な検討事項」(KAM)について,改めてその効果を説明した上で,円滑かつ効果的な導入に向けた監査人側の準備について述べている。

KAMを契機に監査を見直す気付きも

KAMに関する会長声明としてはこれまでに,2018年7月20日に発出された「『監査基準の改訂に関する意見書』の公表を受けて」がある(No.3369・6頁参照)。これは,KAMの導入背景や意義を説明し,東証一部上場企業...