JICPA手塚会長 「監査の現場力の強化」に向け,具体的な検討へ

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ファームのローテーションには慎重
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日本公認会計士協会(JICPA,手塚正彦会長)は11月19日に記者会見を開いた。今後の施策について説明し,「社会に貢献する公認会計士」の実践を通じて社会からの信頼を築くことを目標に掲げ,監査の現場力の強化に向けた具体的な検討が必要だと語った。また,金融庁の「監査法人のローテーション制度に関する調査報告(第二次報告)」を受けて発出した会長声明にも触れ,「ある企業に対する知見を組織として蓄積するのは難しい」と,ファームのローテーションには慎重な姿勢を見せた。

6つの重要課題

手塚会長はJICPAの今後3年間のスローガンに「前進~未来へ」を掲げ,「社会...