ミニファイル IPOに係る監査事務所の選任

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IPO(新規上場)においては,直前々期(上場目標年度の2期前)以降は監査法人等による会計監査が必要になる。そのためIPOに向けては,それ以前の段階から監査法人や公認会計士の指導を受けながら準備を進めていくことが一般的だ。

直近3年のIPO会社の監査法人の内訳をみてみると,2019年はTOKYO PROを含む96社中EY新日本が24社,トーマツが21社,あずさが19社,PwCあらたが4社と,大手4法人で68社・約7割を占めていた。2018年は98社中78社(79.6%),2017年は96社中71社(74.0%)であり,大手4法人が毎年7割程度を占める傾向にある。

IPOの監査を巡...