アナリスト協会 コロナ禍の業績予想 説明あれば「ズレ問題視せず」が6割超

ウィズコロナ時代における問題意識など調査
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日本証券アナリスト協会のディスクロージャー研究会は11月9日,「ウィズコロナ時代」におけるアナリストと企業とのコミュニケーションのあり方などに関するアンケート調査を実施し,結果を公表した。新型コロナウイルスの拡大により,企業の「開示の後退」を感じるアナリストが多い。その一方で,結果的に業績予想の数値が違っていても「合理的な説明があれば問題視しない」とする見方が6割超あり,充実した開示への期待が示されている。

開示後退の理由に業績予想未公表など

同調査は,コロナの拡大や長期化がアナリスト業務に及ぼす影響や,企業とのコミュニケーションのあり方に関する問題意識の把握などのために実施された。アナリスト協会...