JICPA手塚会長 国際的な開示充実「極めて大きな動き」との認識

人材と保証などが今後の課題に
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日本公認会計士協会(JICPA)の手塚正彦会長は11月27日,記者会見を開いた。国際的にサステナビリティ情報開示充実に向けた機運が高まっていることに対し,「極めて大きな動き」との認識を示した。今後は日本の人材育成や監査保証などが論点になりそうだ。ほか,継続的専門研修(CPE)不適切受講問題の現状報告も行われた。

本格的に進むサステナビリティ開示の動向

記者会見を行う手塚会長

手塚会長が「極めて大きな動き」と語ったのは,非財務情報の開示充実に向けた機運が国際的に高まっている現状に対してだ。9月30日にはIFRS財団がサステナビリティ報告に関する市中協議文書を公表。日本でも金融庁および財務会計基準機構(...