IFRS財団 気候優先など4つの観点を決定

サステナビリティ審議会の方向性を示す
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IFRS財団は,3月2日から4日にかけてトラスティ(評議員)会議を開催し,サステナビリティ基準審議会(SSB)の設立について議論した。設立は2月2日に公表していたが( No.3493・5頁 ),今回のトラスティ会議を受け,3月8日にSSBの方向性を公表。「気候変動問題を優先する」,「既存の枠組みを活用する」ことなどを示している。

IOSCOの賛同などを経て方向性を決定

2月に公表されたSSB設立に対しては証券監督者国際機構(IOSCO)が賛意を示し,設立に向けてIFRS財団と共同で作業することを表明。2020年9月の協議文書(CP)の分析やIOSCOの賛同により,トラスティはSSBの戦略的方向性につい...