IFRS財団 ワーキンググループでサステナビリティ基準を議論へ

5団体によるプロトタイプの発展など
( 05頁)
サステナビリティやESG関連の情報開示を巡る議論は,日に日に加速している。IFRS財団が評議員(トラスティ)会議を経て,サステナビリティ基準審議会(SSB)の方向性を示したのは既報( No.3498・5頁 )の通り。その後,3月22日にはワーキンググループ(WG)の設立を公表し,4月から議論を始める予定だ。米国でも動きがみられ,3月4日には証券取引委員会(SEC)が気候変動やESGに関するタスクフォース(専門家による組織)の設置を公表している。

IASBも財務報告の観点から参加

IFRS財団が設置し,議長を務めるWGでは,旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP),気候開示基準審議会(CD...