ミニファイル 会計上の見積り注記の補足関係

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この1年,「会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響」は追加情報欄で記載され,好事例とされたものはしばしば「MD&Aとあわせて読むとよく理解できる」との評価を得ていた。

会計上の見積りに関しては,3月期決算から見積り開示基準が適用され,重要な項目ごとに「当年度の財務諸表に計上した金額」「会計上の見積りの内容」(金額の算出方法,算出に用いた主要な仮定,翌年度の財務諸表に与える影響等)を注記する。一方,MD&Aの記載では「...当該見積り及び当該仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響など,「第5 経理の状況」に記載した会計方針を補足する情報を記載する...」(第二号様式記...