ミニファイル ISSB基準のローカル化

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2020年9月にIFRS財団がサステナビリティ報告基準をつくることを提案してから,ほぼ1年が経った。財団に設置される国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)による基準が完成するのはまだ先のこととはいえ,会計基準に比べるとその進みの速さは圧倒的だ。基準が出来上がっていない現段階で,早くも「基準のローカル化」に言及する資料も現れ始めた。その一例が,9月9日に国際会計士連盟(IFAC)が「国際的なサステナビリティ基準をローカルレベルで適用するためのフレームワーク」として公表した「国際基準はいかにしてローカルになるか」との資料だ。

当該資料では,ISSBが基準づくりに際して採用する「ビルディングブロッ...