ミニファイル 会計プロフェッションと気候リテラシー

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非財務(サステナビリティ)情報については,基準作りと並行するように,特に「気候変動に関する企業の情報開示に公認会計士がどのような役割を果たせるか」のついての議論も活発になっている。

IFACは9月7日に「企業報告:気候変動情報と2021年の報告サイクル」と題する声明を公表。公認会計士は,「企業による気候関連の情報や開示を,その企業の気候への関与の在り方や目標,戦略的決定と整合・統合させる」,「必要に応じて,気候問題の財務的影響を定量化する」などの点で重要な役割を果たすべきだとした。併せてIFACでは9月29日にACCA(英国勅許公認会計士協会)と合同でセミナーを開催。「気候に関する,投資家と企業...