税務研究会 出版局情報室『とりあえず法人税申告書が作れるようになる本』

( 33頁)

今回の税務研究会出版局のオススメ書籍は、『とりあえず法人税申告書が作れるようになる本』です。著者の高山弥生先生に、本書についてお聞きしました。

とりあえず法人税申告書が作れるようになる本
高山 弥生 著
A5判 264頁 2,200円(税込)

  どんな方に読んでほしいですか?

 初めて法人税の申告書を作成して面食らった若手スタッフ、新人スタッフや、本屋に行って法人税の申告書についての本を買おうとしたけれどあきらめた方、プラスそんな若手スタッフ達に仕事を教える立場のスタッフですね。
教える立場だけれども本書を買ったという方から、説明しにくいところが言語化されていてよかったとお褒めの言葉をいただいています。教える立場、教わる立場両方が読み、共通のベースを持つことで教えやすくなると思いますので、教える立場の方にもお勧めしたいです。

  本書の読みどころは?

一番力を入れたのは、① 新人が最初につまづくであろう源泉所得税の処理の仕方3パターン② 税引前当期利益から税引後当期利益を計算する③ 別表5(1)と別表5(2)のあたりです。システムに頼ってしまいがちなところを理解してもらえるように腐心しました。第2部は、日々の...