IASB のれんの償却望む意見あるも再検討せずか

企業結合公開草案への意見募集締め切り
( 06頁)
国際会計基準審議会(IASB)が3月に公表した公開草案「企業結合―開示、のれんおよび減損」は、IFRS第3号「企業結合」などを改訂し、企業結合に関する開示の改善などを提案していた( No.3647・7頁 )。7月15日までの意見募集には143件の意見文書が寄せられたが、日本の団体を含む複数の回答者が「のれんの償却を再導入すべき」と主張し、「減損のみアプローチを維持する」としたIASBの決定に再考を促している。ただ、これらの意見を受けてIASBが償却再導入を再検討する可能性は低そうだ。

ドイツやカナダなどからも償却支持

7月15日までの意見募集に対して、個人・団体から143件の文書が寄せられた(期限後の...