ASBJ 第5回「のれんに関する公聴会」を実施

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企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は10月20日、第5回「のれんの非償却の導入及びのれん償却費計上区分の変更」に関する公聴会を実施した。公聴会は、企業会計基準諮問会議への報告を目的とした意見聴取として行われ、永沢裕美子氏(フォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)・世話人)が個人投資家の立場から意見を述べた。

永沢氏は、一般の個人株主は、のれんの存在について「ほとんど認知していない」とし、日本基準と国際基準が混在する中で、のれんの償却処理が営業利益に与える影響を知らないまま投資判断を下す「情報格差」があることを指摘した。

スタートアップ企業等がのれんの非償却化を望む背景にある「...