東京都 英文開示の支援事業を実施

( 25頁)

東京都が東証スタンダード・グロース企業を対象にAI自動翻訳システムを活用したIR情報の英文開示支援事業を実施している。決算短信などの英文開示を巡っては、プライム企業ではすでに義務化されているが、スタンダード、グロース企業の英文開示実施率(社数ベース)は、昨年12月末時点でいずれも3割台と浸透していない。海外投資家からは、義務化の内容をスタンダードなどの市場に適用すべきとの声も上がっており、東証もプライム市場以外への市場の適用を継続的に検討している。

本事業では、東京都から委託された翻訳会社「川村インターナショナル」(東京)が開発した翻訳システムを3か月間無料で利用できる。スタンダード、グロース企...