排出量取引制度 枠組み規定の政令パブコメ開始

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経済産業省は10月23日、「排出量取引制度(GX-ETS)」の枠組み等を定めた政令案を公表した。11月21日まで意見を募集する。

二酸化炭素の直接排出量が一定規模以上の事業者は、2026年度から排出量取引制度への参加が義務付けられる(No.3721)。具体的には、二酸化炭素の直接排出量が前年度までの3か年平均で10万トン以上(改正GX推進令2)に該当する場合は、対象事業者として国から排出枠が無償で割り当てられる。その上で、排出枠の割当に係る年度の翌年度には排出量実績の報告が求められ、その実績と等量の排出枠を保有しなければならない。

政令では、対象事業者か否かの判断基準となる、二酸化炭素の排出量の3...