東証 上場5年経過後 時価総額100億円以上

東京証券取引所は12月1日、「グロース市場の上場維持基準の見直し等に係る有価証券上場規程等の一部改正について」を公表した。有価証券上場規程を改正し、グロース市場の上場維持基準を現在の「上場10年経過後に時価総額40億円以上」から、2030年3月1日以後は「上場5年経過後に時価総額100億円以上」に引き上げる。スタンダード市場への市場区分変更における利益の額に関する形式要件(年1億円以上)の撤廃や流通株式の定義に関する改正等も実施され、12月8日に施行された。

グロース上場会社に早期の成長を促す

S今回の改正は、グロース上場会社に、機関投資家の投資対象となり得る規模への早期の成長を促すとともに、企業間のM&Aや起業家の次なる創業などを促進する観点か...