企業が健全な活動をするためには，物的投資だけでなく人的要素も必要とされますので，福利厚生施設の一環として，また退職金の支払資金の準備として従業員等を被保険者とする生命保険契約を締結することは少なくありません。この意味でいえば，いわゆる人件費として処理すべきでしょうが，実務上は，保険料として処理されている例が多いのでここで説明することとします。

保険の種類は多様ですが，大別して養老保険（生死混合保険），定期保険（死亡保険），第三分野保険（がん保険，介護保険など）及びこれらを組み合わせた定期付養老保険等があります。………