金融庁 IFRS導入,最大のメリットは「経営管理への寄与」

「IFRS適用レポート」で実態把握
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金融庁は4月15日,企業会計審議会第2回会計部会を開催した。開催は昨年12月15日以来4ヶ月ぶり。当日は「国際会計基準をめぐる最近の状況等について」,金融庁が同日公表した「IFRS適用レポート」の内容紹介と委員らの意見交換に多くの時間をあてた。また,企業会計基準委員会(ASBJ)が決定した「収益認識基準開発の検討開始」について小野行雄委員長が経緯・状況等を報告した。

●IFRS適用レポート公表

「IFRS適用レポート」の公表は,昨年6月に閣議決定した「日本再興戦略」(改訂2014)において,IFRS任意適用の積上げに向けて求められていた取組みの一つ。任意適用企業の実態調査・ヒアリングを通して適用状...