監査人の異動,27年1~5月は上場50社

本誌調査 理由は「効率的な監査の実施」など
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平成27年1月1日~5月31日の間に,会計監査人の異動について適時開示を行った上場会社は50社ある。本誌が調査して分かった。異動理由については,大半の会社が「任期満了」を挙げているが,これ以外では「業種や事業規模,監査費用の相当性等を検討して現状により即した監査人を選任」(8社),「連結決算において効率的な監査の実現を図るため,親会社等と同じ監査人を選任」(7社)が多い。なお,「退任する公認会計士等の意見」について,具体的な意見が開示された事例は1社もなかった( 本号39頁 に関連記事)。

「連結決算で効率的な監査の実施を図るため」

会計監査人の異動について,監査法人の規模別に分類した集計結果は,表の...