ASBJ 税効果専門委、残りの実務指針の移管に着手

公布日基準の取扱いの見直しも視野に
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は6月19日,第21回税効果会計専門委員会を開催した。日本公認会計士協会(JICPA)の税効果会計に関する実務指針のうち,繰延税金資産の回収可能性の判断に関するものを除いた残りの指針の移管について審議した。ASBJは実務上の課題を再度グルーピングし,優先順位が高いと思われるものから検討していく案を示し,委員もこれに賛同。「公布日基準の取扱い」,「連結納税と企業結合における税効果会計の整合性」などがテーマに上がった。

残る5本の実務指針をASBJに移管

今後は,JICPAの税効果会計に関する実務指針7本のうち,先行して検討した繰延税金資産の回収可能性の判...