ASBJ 収益認識巡る意見複数,別モデルの提案も

本委員会では時期尚早の声
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は7月31日,第54回収益認識専門委員会を開催した。専門委の審議内容は8月5日開催の第317回本委員会で事務局が報告し,委員らによる検討が加えられた。収益認識の議題はいずれもIFRS15号のステップ4及び5,IASBとFASBの現在の審議状況の2つ。専門委では特に,工事進行基準に関わるステップ5を巡って活発な議論が交わされた。

専門委での審議の経過

専門委では,第311回本委員会の審議結果に基づき,以下の手順でIFRS15号を踏まえた検討を続けている。

①IFRS15号の概要の把握

②適用上の論点の抽出

③論点把握のための文書の公表

現在は,①及び②の段階にあ...