東芝を特設注意市場銘柄に指定

東証・名証 上場契約違約金の支払い求める
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東京証券取引所は,東芝(東一,新日本)株式を9月15日付で特設注意市場銘柄に指定した。有価証券報告書等に虚偽記載を行い,内部管理体制等に改善の必要性が高いためだ。「株主及び投資家の信頼を毀損した」として,上場契約違約金9,120万円の支払いも求める。名古屋証券取引所も東芝株式を特設注意市場銘柄に指定し,上場契約違約金1,740万円の徴求を行う。

管理体制に改善見込みないときは上場廃止へ

東証が平成27年に特設注意市場銘柄に指定したのは,東芝で5つめとなる。一部上場銘柄は東芝のみであり,他の4銘柄はすべて新興市場上場銘柄だ。石山Gateway Holdingsについては,8月1日に上場廃止となってい...