CG報告書におけるコーポレートガバナンス・コード対応の開示状況(下)
株式会社プロネクサス ディスクロージャー研究部 籠島淳矢
( 38頁)
Ⅰ はじめに
Ⅱ 提出会社の属性等 1.提出会社(全79社) 2.提出時期 3.市場区分および決算期 4.機関設計 5.外国人株式保有比率 6.業種区分 Ⅲ CG報告書における開示状況 1. 【コーポレートガバナンス・コードの各原則を実施しない理由】 (1)CGコード73項目の実施状況 (2)CGコードの実施状況と会社属性 (3)未実施の原則 (4)各社の未実施の原則数 (以上,本誌No.3230・10月5日号) |
Ⅲ CG報告書における開示状況
(1)「開示すべき11原則」の実施状況
8月末までにコード対応CG報告書を提出した全79社のうち,実施状況が確認できた66社の「開示すべき11原則」の状況を見ると,原則1-7(関連当事者間の取引),原則3-1(ⅰ)(経営理念・計画・戦略),原則5-1(株主との建設的な対話に関する方針)については,全社において実施(C)されていた(図表19)。
一方,【コーポレートガバナンス・コードの各原則を実施しない理由】欄において,エクスプレイン(E)されているものとして最も多かった「開示すべき11原則」は,原則4-11③(取締役会の実...
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