JICPA 短信早期化が監査実務に影響

会社法監査に関する実態調査公表
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日本公認会計士協会(JICPA,森公高会長)は10月6日,公認会計士制度委員会研究資料第2号「会社法監査に関する実態調査‐不正リスク対応基準の導入を受けて」を公表した。同資料は,JICPAの会員に対して行った会社法監査に関する実態調査をもとに,監査実務上の課題と考察内容をまとめたもの。資料では,決算短信・決算発表の早期化が監査期間短縮化等の影響を与えていると指摘。また,「監査品質の維持」や「監査報告書日のスケジュール」,「決算短信と計算書類等の違いについての理解促進」等について考察,取組みを促している。

●決算発表・短信早期化が監査に影響

資料は,会社法監査の制度概要を紹介するとともに,決算短信の...